環境カウンセラーの日々

2008年、環境カウンセラー(環境省)資格を取得したのを機にブログを開設。 自然環境、旅、モノなどについての独り言。

2013.04.25(Thu)

甲子園浜調査&観察会

阪神甲子園球場から約1kmほど南東方向にある西宮市甲子園浜(鳴尾浜)で、地元の環境NPO団体と阪神間の高校自然科学部との生物合同観察会があった。

この浜の周りは埋め立て地で、コンクリートの岸壁に囲まれているが、ここだけは砂浜と干潟が残されている。

そのためここには貝類、カニ類、海草類、小魚が生息していて、それを食べる魚や鳥も集まってくる。

●網引き
大がかりな捕獲法ではなく、幅3mほどの網を、浜辺と平行に10m引く。

●同定作業
網の中は一見砂と海草だけのように見えるが、砂ごとバットに入れると小さな動物が動いているのがわかる。

●アユの幼魚(体長約10cm)
今回の一番の大物。
このサイズだとそろそろ川を遡上し始める頃。
どの川を目指すのでしょうか・・

捕獲したときのみんなの感想は「美味しそう!」。
(環境保護系の人ばかりだというのに・・)
もちろん観察後は放流しましたが。

●イシガレイの幼魚(体長約4cm)
二番目の大物。
小さいながらもすでに親の姿と同様に目が体の右側に寄ってきている。

●スズキの幼魚(体長約3cm)
これも幼魚ながら親と同じような大きな口と目をしていて、肉食魚の面影がある。

●モクズガニ
これは高校生の一人がタモ網で捕獲したもの。
ハサミに藻屑が付いているような姿なのでこの名が付いたが、「上海ガニに近い仲間です」という説明に、またみんなは「美味しそう!」の声。

関西人の自然観察会は正直なノリでおもしろい。
  1. 2013/04/25(木) 22:32:02|
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2012.08.14(Tue)

2012年☆夏の観察会&調査 Ш陽池

この行事は2年ぶりに参加。
伊丹市みどり公園課より依頼があり、市内の2中学校と高校の自然科学部と共に参加する。

2年前→http://taniyan.dtiblog.com/blog-entry-175.html

●参加者

●給餌池
昆陽池の一部に水鳥に給餌する場所があり、その部分が特に水質悪化の原因となっている。
そこで、毎夏、その給餌池の水をぬいてヘドロを除去する事になっている。
ただ、水が汚くなっているとはいえ、魚類の数も豊富で、ボランティアの力を借りて魚の救出作戦を行っている。

●タモロコ(コイ科)
今回、数の上では一番多かったのが「タモロコ」。
淡水魚の中ではアユ、ホンモロコに次いで美味な魚と言われているが、ここの泥臭い環境では食べる気にならない。

●ウキゴリ(ハゼ科)
どちらかというと川の下流部に生息する魚で、平地のため池にいるのが不思議?
昆陽池が武庫川とつながっているので、迷い込んで来てしまったのか・・。

●ナマズ(ナマズ科)
大小様々なサイズのナマズを捕獲した。
(ということはこの地で繁殖しているということか・・)

他に
〈魚類〉モツゴ、コイ、オイカワ、ギンブナ?、ゲンゴロウブナ、シマヒレヨシノボリ、ヒメダカ
〈甲殻類〉ミナミヌマエビ、スジエビ、アメリカザリガニ
〈カメ類〉ミシシッピーアカミミガメ、クサガメ
〈貝類〉タニシ類

など。

かなり「どぶ池」化していたが、その割には生物の種類も数も多かった。
  1. 2012/08/14(火) 00:03:00|
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2012.08.10(Fri)

2012☆夏の観察会&調査 ゥメ調査

昨年から継続しているカメの調査。

昨年→ http://taniyan.dtiblog.com/blog-entry-235.html

●カメトラップ(大型のカニカゴを利用)

魚の切り身だけだと先に入った個体が食べてしまえば臭いが消えて、それ以上の個体を捕獲することが出来ない。
そこで考えたのがペットボトルを使う方法。
無数の穴をあけたペットボトルの中にスルメ・チリメンジャコ・ビーフジャーキーなどを入れカニカゴの中に放り込む。

●カメの計測
捕獲した全個体の甲長、甲幅、腹甲長、体重などを計測し、クサガメは甲羅端にドリルで穴をあけて個体識別してから放流し、アカミミガメは伊丹市の関係課に預けている。

●計測中
凸型の甲羅を計るのにノギスを利用する。
大型のノギスは結構なお値段がするので、予算的にはきつい。

●ミシシッピーアカミミガメ
昨年よりすでに80尾以上捕獲してきたので、さすがに今回はほとんどトラップに入ってこなくなった。

●アカミミガメのオス
前足の爪が非常に長い。
繁殖期にはこれでメスの甲羅にしがみつく。

●アカミミガメのメス
前足の爪がオスよりも短い。

●クサガメのオス
少し成熟してくると、オスの頭は地味な黒色になる。

●クサガメのオス
総排泄口(尿道、肛門、生殖口が1つの穴になっている)が甲羅の縁よりも外側にある。

●クサガメのメス
総排泄口が甲羅の縁よりも内側にある。

昨年よりアカミミガメを約80尾、クサガメを約130尾捕獲し、各個体のデータがかなり集まった。
これからのデータ処理が大変になりそう・・・。



  1. 2012/08/10(金) 00:03:06|
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2012.08.08(Wed)

2012☆夏の観察会&調査 し棒邵脳緡部

連日の猛暑が続くこの日、涼を求めて桂川最上流部を目指す。
「桂川」と言えば嵐山、渡月橋、保津峡などの観光名所として京都市街地の川のイメージが強い。
私も上流部を訪れるのは始めてのこと。

●上流部

上流にある日吉ダムからさらに車で30分以上。
こんな渓谷がある。

●カワムツ(コイ科)
近畿地方の上流部の代表的な魚。
「瀬」と「淵」が連続しているような環境を好むので、河川改修したような平面的な河川には少ない。

●アブラハヤ(コイ科)
これも近畿の渓流の代表的な魚。
「タカハヤ」と似ているが、体側のタテ筋がはっきりしている、尾びれの付け根に斑紋があることなどで見分ける。
結構、悪食で釣り餌やモンドリトラップにすぐに食いつく。

●カワヨシノボリの卵塊
石をひっくり返したらびっしりと付いていた。
おそらくこの石の下にオスがいて、この卵を守っていたのだろう。
申し訳ないことをした・・。
大きな卵を少量産卵して、その少ない卵をオスが守って孵化させるという戦略を取っている。

●オオヤマトビケラ
これも渓流を代表する大型のトビケラ。
触覚、尾を除いても体長3cm以上もある。

●タゴガエル
渓流沿いの山林に生息し、湧き水の石の下などに産卵産卵する。
兵庫県ではレッドデータCランクだが、人の生活圏とは離れているので、なんとか絶滅の危機からは逃れている。
  1. 2012/08/08(水) 23:31:06|
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2012.05.23(Wed)

ため池の生き物調査

ようやく5月らしい好天の休日。
神戸市北区のため池の生き物調査に出かける。

●里の水田とため池
今年は気温が低めで、ようやく水田の耕起が始まったばかり。

●ミズニラ
「ニラ」とは全く別の種類で、こうみえてもシダ植物の一種。
ため池の堰堤が土からコンクリートになるとともに、この種も数を減らしている。
環境省の準絶滅危惧種、兵庫県RDBのCランク。

●シュレーゲルアオガエル
金色の目が愛らしい。
山すその水田では普通に卵塊を見ることができる。
が、ほ場整備の終わった水田では鳴き声さえも聞こえない。
兵庫県RDBのCランク。

●ギンヤンマ類の羽化殻
肉食性の幼虫がこれだけ密度が高いということは、捕食される他の生き物も数が多いということでもある。

●カワバタモロコ
今回の調査目的がこの魚。
元々は環境の悪化にも図太く生きてゆける魚ではあるけれど、ため池の改修やオオクチバスの放流によってどんどん生息地が減ってきている。
神戸市でも生息地は限られている。
兵庫県RDBのAランク。

●調査
このあたりでも面積の広い池はほぼオオクチバスが違法放流され、カワバタモロコの姿は見られないが、山あいの「こんな池に・・」と思ってしまう場所では多数生息している。
調査には高校生も手伝ってくれた。(定期考査間近と言いながら・・)

●「豊助饅頭」
帰り道、偶然に満月堂の前を通ったのでこの「豊助饅頭」をお土産に買う。
一個60円。(10個入り600円)

●なかみ
薄皮につつまれたきめの細かいこし餡。
一口サイズなので一気に何個でも食べられそう。
  1. 2012/05/23(水) 23:46:26|
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2012.03.18(Sun)

芦屋浜生物調査3月

兵庫県生物学会阪神支部主催の芦屋浜生物調査に参加した。

芦屋浜(正しくは潮芦屋ビーチ)は埋め立て地のさらに先にある埋め立て地の先にある人工海浜。

完成して9年近く経過しているがゴミも少なく砂浜がキレイに保たれている。

●プランクトン調査
水も透明(水温が低いので?)で、赤潮の原因となるような植物プランクトンは少なかった。

●水生生物調査
二人で網を引いて、主に海岸近くの小魚などを捕獲する。

●水生生物調査
動物、海藻、砂など網にかかったものすべてをバットに移し、その中から動物をより分ける。
兵庫県立甲山高校、伊丹北高校の生徒も参加。

●スズキの幼魚
今回、最も多かったのがコレ。

●キビレ(キチヌ)幼魚
これも数が多い。

●ヒメハゼとアユの仔魚
ハゼはかなり成体に近い。
アユはまだ体が透明で、河に遡上する前の姿。

●カレイ類
全長はまだ1cm程度。
それでもすでに目が片方に寄り、「カレイ」の姿をしている。

●干潮の磯
ここには砂浜だけではなく、「人工磯」も造成してある。
そこには貝類、カニ類、海藻など多数の生物が生息する。
アサリを狙って潮干狩りをする人の姿も見られる。

埋め立て地に作られた小さな人工の砂浜と磯ではあるけれども、それでもこれだけの生き物が生息してる。

ということは、逆に考えると日本の海岸は埋め立てによってかなりの部分が人工的なコンクリートに変わってしまい、それによって多くの生き物の生息場所が奪われたということになる。

今後、海岸を埋め立てる場合は、そのうちの何割か自然海岸を残す、または芦屋浜のように後で人工的に造成するのを義務化するか、そのような法規制があればいいのだが・・。

  1. 2012/03/18(日) 12:05:43|
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2011.12.03(Sat)

篠山城お堀かいぼり2011

 冬がくる前に、篠山城のお堀に生息する外来種を駆除するため、地元の方、高校生、人と自然の博物館の先生が集まった。

●地引き網
水を出来る限り抜いて、後は地引き網で引く。引き手は若い高校生。自分もしばらくの間引っ張っていたが、藻がからまってくると重くて腰に負担がくる。

●地引き網
最後の方はかなり重くて、大漁の予感・・

●成果は・・
大きな入れ物を用意したが、意外と数は少なかった。
網が重かったのは多量のアオミドロ(緑藻)が網に絡まっていたから。

●オオクチバス
泥のたまった富栄養の池には生息しにくいのか、数も少なく大物もいなかった。

●ブルーギル
昨年度はこれが大量に捕獲できたらしい。
今年は激減で、その原因がわからない。
水質変化か水鳥(サギ類)やカムルチーの捕食か?

●カムルチー
この日一番の大物。
これが2尾入った。

●カムルチーのしりびれ
ライギョ類のうちタイワンドジョウとカムルチーはよく似ていて、体表の模様だけでは判断しにくい。
確実に同定するには、シリびれの軟条数が29本以下ならタイワンドジョウで30本以上ならカムルチー。
早速、数えてみたら32本だったのでこれは「カムルチー」と判定。

●ドブガイ(在来種)
今回の生物調査で一番多かったのがコレ。
タナゴ類が生息にはもってこいの環境

●テナガエビ
わずか3尾のみ。
網から漏れたのかもしれないが、それでも細々と生きている様子。

結局、思ったよりも外来種は少なく、かといってすべて地引き網で駆除できていないので、やや達成感のないイベントとなった。
次年度もさらに少なくなっていれば、それはそれでいいのだが・・・。

●武庫川
(上流側で工事をしているので水は濁っている)

帰路、武庫川沿いに車を走らせていると、川の中に不自然な岩が。
このあたりは、以前の大洪水で川が氾濫した地域。
河川改修をした後に、平坦な河道にしないための工夫らしい。
  1. 2011/12/03(土) 17:12:26|
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