環境カウンセラーの日々

2008年、環境カウンセラー(環境省)資格を取得したのを機にブログを開設。 自然環境、旅、モノなどについての独り言。

2008.05.19(Mon)

魚のようなオタマ

 前回の調査時に見つけたタゴガエル卵を少しだけ持ち帰り、卵の発生の様子を観察してみた。

●卵塊。透明なゼリー質に包まれているが、ゼリーというより「本葛」のように弾力性があり、一個一個が強く接着してる。
 
卵1つ
●1つの卵。直径は5mm。すでに卵内では発生が進んでおり、「尾芽胚」(頭や尾ができはじめている時期)の後半で、首筋には手のひらのようなエラがあり、お腹にはかなり大きな卵黄を持っている。

ふ化
●3日後、ふ化。オタマジャクシの形をしているが、他の日本のカエル類と違うのは依然として白い「卵黄」がお腹の大部分を占めるということ。卵黄はこのオタマにとってはサバイバル弁当で、カエルの形になるまではほとんど何も食べずに育つらしい・・。今回、この様子を観察してみたいと思っている。(カエルになったら、飼育できないので元の場所に放す予定)

このオタマは、どちらかというとサケ科魚類の稚魚に似ている。
ビワマス
●ビワマスの稚魚(サケ科魚類)。やはりオレンジ色の卵黄を持ち、しばらくの間何も食べずに、この栄養で育つ。

 ちなみに他のカエル類のお腹の中には非常になが〜い腸がぐるぐる巻いていて、この腸で藻類を消化してる。ふ化してまもなく、餌を貪欲に食べ始める。

●ニホンアカガエルのオタマ


  1. 2008/05/19(月) 23:18:33|
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2008.05.11(Sun)

気配のないペット

 半年前から野生のアカネズミを飼育している。
正確に言うとペットではなく、県に許可を得た上で、A公園での生息調査の時に捕獲し、生態研究?のための飼育を続けている。



自然に近い状態を作るために、45×45×45のアクリル水槽に、ペットショップで売っているハムスター用の土(ピートモス?)を厚さ15cmくらい敷き、そこに素焼きの土管(長さ約20cm)を埋め込んでいる。

●穴の空いた土管からお尻が丸見え

 
ハムスターの様に、餌を両手で持って食べたり、夜間走り回ったりするのを観察しようと思っていたのだが、結局、この半年間で数回しか姿を見ていない。それも、たまたま水槽をのぞき込んだら地上に出ていて、眼があった瞬間にものすごい勢いで土の中に潜り込んでしまった。ハムスターのように夜中にゴソゴソ音を立てている事もない。また、動物臭もない。

ということで、結局、生態研究はできていないのである。
この半年間でわかったことは・・
「餌がなくなっている事以外は、生きている気配がしない」ということ。

ペットとしては物足りないネズミであるが、自然界ではフクロウなどの猛禽類、ヘビ、キツネなどの優秀なハンターに狙われやすく、森や草原で暮らしてゆくのには、この忍者のように「気配を消す」ということは、必要な能力かも知れない。



●半年ぶりの身長測定
正しくは、ネズミの体を仰向けに寝かせて、鼻先から尻尾の先まで測るのだが、扱い慣れた専門家でないと難しい。きつく掴んでしまうと弱ってしまうし、スキを見せると大捕物帳が始まってしまう。

  1. 2008/05/11(日) 22:46:12|
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2008.05.07(Wed)

ついに・・自然環境調査080506

 GW最終日の5月6日、昨日の強風と雨が空気中の塵を吹き飛ばしてくれたせいか、透明感あふれる快晴だった。


●まぶしい新緑

<H地区>急な林道を登りきり、川の支流の最源流までたどりつく。


●明るい里山林の林床。
土の中から水がしみ出し、これが細流となって川が始まる。


●タゴガエル 
この源流部で「グッ、グッ」という鳴き声が、まわりの土の下から聞こえる。その声の主である。県のレッドデータCランクであるが、市内の渓流ではよく見かける。


●タゴガエル卵塊
ついにー発見! 親はすぐに見つかるのだが、この3年間、卵を見つけることが出来なかった。というのも「山中で湧水がしみ出ている石または土の下」に卵をうむからで、そのポイントを探し当てることが出来なかった。渓流沿いに歩いて一つ一つ石や土の下をのぞき込んでは空振りの繰り返しだった。今回は同行者が最初に見つけたのだが、私は思わず「ビンゴ!」と叫んでしまった。この地はタゴガエルの大産卵場所となっており、この後は次々に卵塊を発見することとなる。



  1. 2008/05/07(水) 22:47:02|
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2008.05.06(Tue)

UVと自然環境調査080504

 調査にはもってこいの爽やかな季節〜と言いたいところだが、いきなりの夏日(正確には基準の30℃には少し足らなかったが)。気温もさることながら、紫外線を強く感じてしまう。
 
 以前、元防衛事務次官のM屋氏がゴルフ接待を「8年間で300回以上」受けていたというニュースが報道されていたが、国会証人喚問でアップになった顔には言葉以上にその証拠がくっきりと出ていた。顔にはシミとホクロが異様なほど浮かび上がっていた。ゴルフ焼けなのが丸わかりである。裁判の判決結果よりも皮膚ガンの方が恐ろしいのではないだろうか・・。

 私の場合、7年ほど前、夏の調査時に無防備に肌をさらしていたら、その秋にはホクロとシミが繁殖し始めていた。それまでは日に焼けると顔が真っ赤になってそれだけで済んでいたのだが、年齢のせいなのか地球のオゾン層破壊で紫外線が強くなってきたのかわからないが肌の変化を感じた年であった。
それ以来UV対策化粧品をツレから借りるようになった(高いねんで〜と言われながら)。最近では自分専用のUV対策化粧品を常備し、「モンベル社」製のUVカット長袖TシャツでUV対策をしている。

<YT地区>
山裾にジュンサイが生い茂るため池があるのだが、ここにはブルーギルが大繁殖。これまでの調査の経験では新興住宅地があると近くのため池にはほとんどオオクチバスかブルーギルが入っている。必ずしもそこの住人が移植したとは思えないが、池のそばに整備された「道」が出来るとため池には外来種が放流されてしまうようだ。

●ブルーギル 人が近づくと興味深げに寄ってくる。

その他 
水田横の水路にニホンアカガエルのオタマ、カスミサンショウウオの幼生、ドジョウ、アメリカザリガニ。
水田でシュレーゲルアオガエルの鳴き声。
ため池でイシガメが甲羅干し。

<O瀬地区>
ようやく田植えの準備が始まり、耕起された水田に水が入り出した。
シュレーゲルやアマガエルが鳴き、トノサマガエルも姿を現した。それを待ってたかのようにヘビ類も動き出した。

シマヘビ横断
●シマヘビ 
クルマの前を横断するのを発見。すかさずクルマを止めて後を追う。

シマヘビ水路
●シマヘビ 
水路に追いつめられ退路を断たれると、尾をガラガラヘビのようにふるわせ、枯れ葉にたたきつけて威嚇音を出すと共に首をもたげ攻撃態勢に入った。無毒のヘビとはいえ、迫力ある姿である。

鳴き声で求愛するカエルのように派手ではないが、イモリも求愛の季節である。オスがメスの後を追いかけ回している。
イモリメス
●イモリのメス

イモリオス
●イモリのオス
成熟するとタマ×2が目立ち、尾が太く紫がかった色になる。

その他 
水田横の水路でカスミサンショウウオ幼生。
湿った水田でアカガエルのオタマ。
ため池でウシガエル成体。
山道脇の渓流でタゴガエル成体
渓流でカワムツ、ヌマムツ?

UV対策をして1日調査した結果は・・
秋ぐらいに答えが出るのだろうか・・


  1. 2008/05/06(火) 10:58:57|
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