環境カウンセラーの日々

2008年、環境カウンセラー(環境省)資格を取得したのを機にブログを開設。 自然環境、旅、モノなどについての独り言。

2008.08.28(Thu)

西表 イリオモテ いりむてぃ ?ハブ編

 今回は短い滞在だったにもかかわらず、西表を代表する動物に出会えた。(過去ブログ西表?〜?参考)
残念ながら画像には残せなかったが、そのほかにも夜間にバッサバッサと音をたてて飛んでいたオオコウモリ(果実食コウモリ)や、いきなり目の前を通過したアカショウビン(朱色をしたカワセミの仲間)なども見ることが出来た。

そのほかに

●サキシマヌマガエル
本土のヌマガエルよりもひとまわり大きく、生命力あふれている。小型のタモ網で捕まえようとするのだが、ジャンプの高さ、距離とも想定外で、取り逃がすと1回のジャンプで藪の中に消えてしまう。画像の個体は同行者が、夜、鳴き声を頼りに探し当て、草むらを追いかけ回して捕獲したもの。朝、モデル撮影した後、放免。


●サキシマハブ
夜間カエル観察の時、用水路のコンクリート水溜からカエルの鳴き声がするのでのぞき込んで懐中電灯を照らすと、このハブがいた。気づかなければ指をいれて金属の網フタを取り外すところだった。
なぜこんな所にハブがいるのか・・(答えは次の画像)


●ざわわ サトウキビ畑
実は西表島は他の南西諸島に比べて雨が多く、平地が少ない割に水田が多かった。が、近年は水田耕作が下火になり水田が牧草地やサトウキビ畑に作り変えられている。水田から畑になると当然、「水気」は少なくなり、湿地を産卵場所にしているカエル類は行き場所を失い、用水路のわずかな水たまりに集まることになる。それを狙ってハブが待ち伏せをしているというのが先の答である。

湿地が必要なカエルやそれを捕食するヘビ類も暮らしにくくなっているのが、最近の西表の現状らしい。




  1. 2008/08/28(木) 23:40:31|
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2008.08.25(Mon)

西表 イリオモテ いりむてぃ ?川&カヌー編

 3日目は島西部の秘境、仲良川でのカヌーツアーに出る。
事前にツアー会社に申し込んであったのだが、確約の返事もなく、本当に予約できているのか多少の不安もあった。後でわかったことは、社長兼インストラクターで、シーズン中は外に出ずっぱりであったとか・・

当日朝、我々はホテルからの出発準備に手間取り、集合時間より10分の遅刻。

すでに他の客はライフジャケットを付け出航準備中。
インストラクターは我々の遅刻に不機嫌そうで、説明や準備体操もそこそこにすぐに船を出した。

後でわかったことだが、これから潮が引き始める時間帯で、上流に向かってこぎ出す時には一刻も早く出発することが時間と体力のロスが少なくてすむということであった。


●リバーカヤック
パドル(櫂=かい)をこいで進む船を一般にカヌーといい、そのうち漕ぐ部分が柄の両側についているものをカヤックという。(らしい?)


●マングローブ林
淡水と海水の混ざった水域(汽水域)〜湿地に生える木々を総称してマングローブといい、何種類もの木々で構成される。西表では日本で見ることの出来るマングローブ植物すべてが生育しているとのこと。写真はヤエヤマヒルギ?(たこ足のような支柱根が特徴)


●トレッキング
このツアーはリバーカヤックだけでなく、源流に近い滝を目指して森を歩くのも「売り」である。深い原生林ではないけれども、西表の森を少しだけ見ることが出来る。


●ゴマダラゴキブリ
森に住むゴキブリ。見た目地味ですが、清潔です!


●ギランイヌビワ
幹から直接、果実が垂れ下がっている。「これはオオコウモリ(フルーツ食)に食べてもらい、種を運んでもらうため進化した。」等々、インストラクターが植物についても説明してくれる。


●滝
カヤックとトレッキングで暑くなった体を冷やす。以前は秘境だったが今ではエンジン付きの船でも来ることが出来、滝には子どもを含めて20人近くの人が集まっていた。


●昼食〜ソーキソバ
インストラクターが大きなザックから携帯コンロと材料を取り出し、その場でソーキそばを作ってくれた。首里などの街で食べると淡泊な味のように思えるが、自然の中ではちょうどいい塩加減である。汁も残さず完食。後かたづけも、持ってきた古新聞で食器を拭き、川を汚さないように配慮している。


●ボウズハゼ
ここでもシュノーケリング。(水中メガネとシュノーケルを用意していたのは我々だけ) 清流ではないけれども数種類の魚を見ることが出来る。この魚は、吸盤のような口で岩に必死にしがみついている。


●とったど〜
水中にもぐってテナガエビ(種不明)を捕獲。
頭〜尾まで15?近くの大物で、滝に来ていた人たちがわらわらと見物に集まってきた。私とエビはほんの瞬間だけ、人気者になった。


●コナカハグロトンボ
西表と石垣の渓流に生息するトンボ。


●仲良川帰路
帰りは川を下るので楽ちん・・と思っていたら、干潮が終わり、上流に向かって潮が満ちてくる時間になってきた。またもや潮と逆方向に漕ぐことになってしまう。しかもコース取りを間違えると、浅瀬に乗り上げ、そのたびに船を下り、手押しで進むことになる。
結局、かなりの体力と時間を使って、元の白浜港にたどり着く。

それにしても、これを毎日のよう繰り返しているインストラクターさんは過酷な仕事だと実感する。
まっ、予約の確認忘れなど、大したことないか・・






  1. 2008/08/25(月) 22:29:23|
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2008.08.23(Sat)

西表 イリオモテ いりむてぃ ?海編その2

 2日目の丸1日をシュノーケリングで過ごした。西表には宿泊したホテルでも、ダイビングツアーが行われていたが、体験ダイビングではお金と準備時間の割に、実際に海に入る時間も少ない。西表ならシュノーケリングでも十分、海を堪能できる。

 西海岸の「船浮」という集落にある「イダの浜」でシュノーケリングをする。ここは25年前にも訪れた場所でもある。この時は浜でキャンプしたのだが、その間、訪れる人は誰もなく、ほとんどプライベートビーチ状態で裸族のように過ごした。


●白浜−船浮の定期船
 西海岸は山が海に迫っており、「船浮」行くのに陸路はなく、定期船で移動する。


●イダの浜
風景は25年前と変わらず。ただ、小さな海の家が1軒だけ出来、石垣島からの日帰り観光客も訪れるようになった。


●どこかで見たような風景。
木陰から海を眺めると、その昔、宮崎美子が人目をどこか気にしながら、ジーンズを脱ぎ水着姿になるミノルタカメラのCMを思い出す。
帰ってからYouTubeで探すと、そのフィルムが簡単に見つかるので、これもビックリ。
http://jp.youtube.com/watch?v=a-8GFhYSct0


●多種類のサンゴ
この浜は海岸から数十mも行けばサンゴの群生が見られる。透明度も抜群である。


●デバスズメダイ
驚かすといっせいにエダサンゴの中に隠れる。


●ミスジチョウチョウウオ
チョウチョウウオの仲間は目のまわりの部分が黒くなっていることが多い。これは目の位置を隠すことによって外敵から身を守っており、ヒレなどに別な黒点を付けて目の位置をごまかしている。


●シーカヤック
この浜はシーカヤックの休憩場所にもなっている。優雅に見えるが実は皆さん、かなりバテバテの様子。それは翌日、我々も経験することになる。


●サンゴに接近
サンゴはサンゴ虫(ポリプ)という微生物が炭酸カルシウムの殻をつくり、それが増殖して大きな塊になる。つまりサンゴ虫の高層住宅。画像の小さな穴1つ1つの中にサンゴ虫1個体が入っている。


●サンゴの墓場?
サンゴが育つには水が透明で適水温であることが絶対条件。赤土が流入して水が濁ったり、海水温の上昇でサンゴは死滅する。このポイントはなぜか水が生ぬるく、サンゴが壊滅状態である。以前にオニヒトデが大発生したのかも知れない。(今回はオニヒトデは一度も見なかった)


●ウミウシの仲間
体長3cmほど。前回はヒトデ、ナマコ、ウニなど魚以外の動物がたくさんいたのに、今回はあまり出会えなかった。これも、死滅サンゴと同様、何か環境の変化があったのだろうか・・・?


●ウミヘビ!
サンゴの撮影中に足元をすり抜けていった。コブラ科のヘビで、ハブよりもはるかに強い毒(神経毒)を持つ。が、サンゴの間に潜む小動物を探すのに必死で、人間には無関心。口も小さいので、実際に噛まれる事故はほとんどないようである。
  1. 2008/08/23(土) 23:38:03|
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2008.08.22(Fri)

西表 イリオモテ いりむてぃ ?宿&食事

 ブログは西表ネタが続くが、旅行そのものはわずか3泊4日の短い旅だった。
 そのうち2泊はホテルで、1泊は同行者の恩師(コウモリの研究者)が調査用に購入した地元の民家に宿泊した。

うなりざき
●ヴィラうなりざき
シュノーケリングをするために、サンゴの海がきれいな島の西海岸のホテルを選んだ。
宿泊棟がコテージ風(長屋風?)になっており、部屋の中も小綺麗な内装である。


●夕闇
毎日、朝から夜まで1日中動き回っていたが、唯一、食事前のひとときがのんびりした時間。部屋のすぐ前は海になっていて、夕焼けの西表の森を見ながらハンモックで一休み。ただ、次の瞬間、蚊の大群に襲われることになる。

朝食
●朝食
島豆腐の冷や奴やチャンプルー、新鮮なフルーツがあるのが違うくらいで、後は内地のビジネスホテルの朝食バイキングのような内容。ここはダイバー御用達のホテルで、朝は従業員も宿泊客も出発準備で忙しそう。のんびり朝食をとっていると気がつけば誰もいなくなっている。


●古見の民家
3泊目は島の東にある「古見」という集落にある民家に宿泊する。
「ちゅらさん」の実家のような家を期待したが、さすがに猛烈台風の被害から守るため入り口はサッシになっていた。


●セマルハコガメ
ペットではなく、この民家の庭が気に入って住みついている。国指定の天然記念物(当然、飼育禁止)で絶滅危惧種でもある。


●セマルハコガメ裏返し
このカメの特徴は、外敵に襲われた時に首・手足を甲羅の中に引っ込めると同時にお腹の部分を折りまげて、完全に首手足をふさいでしまうことができる。


●もう一人?の同居人 ホオグロヤモリ
夜、西表のどこの家にいっても、窓ガラスに張り付いていて、光に集まるガなどを捕まえる。存在感を示すようにチッチッ・・と大きな声で鳴いている。


●島魚のマース煮
夕食は毎回、地元の食堂や居酒屋に行き、ゴーヤチャンプルー、ラフテー、ミミガー、テビチーなど沖縄料理を味わった。その中でも初めて食したこの料理が印象に残る。近海で捕れた魚(島魚)をシママース(沖縄の塩)とミリンで味付けし、煮込んだけのシンプルな料理だが、塩にとけ込んでいるミネラル分がコクとなって深い味を出している。白身の肉厚の魚も良かった。



  1. 2008/08/22(金) 00:06:12|
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2008.08.17(Sun)

西表 イリオモテ いりむてぃ ?イリオモテヤマネコ編

 イリオモテヤマネコは1965年に発見された。島国日本の、そのまた南国の小さな島でほ乳類の新種が発見されたということで、当時の世界の生物学者達は大いに注目したという。その後43年間、少しずつ数を減らし現在個体数は約100頭前後であるとのこと。(2008年8月7日環境省発表)

個体数が少ない、夜行性、森に潜む・・など今回の旅での出会いは全く期待してなかったが、夜間のカエル探索中にヤマネコがクルマの前を横切り、茂みの中に走り去る姿を同行者が発見。現場に駆けつけた刑事のように急ブレーキをかけてクルマを路肩に止めドアを開けて飛び出したが、すでに遅く、私は観ることができなかった。

足跡
●イリオモテヤマネコの足跡。
翌日、現場検証をしていると、付近の水田に足跡を発見する。このあたりはカエルやバッタ類が豊富に生息しているので、それを食べに来ていたのか・・

仲間川橋の像
●ヤマネコの像
仲間川にかかる橋の欄干に鎮座するヤマネコ像。

事故死亡数
●交通事故による死亡数。(「やまねこレンタカー」営業所にて)
近年、死亡原因のうち交通事故死が増加しているとのこと。今年に入ってすでに2頭の死亡が確認されている。

看板
●ヤマネコ注意看板
島内の外周道路でよく見かける看板。平地に近い森に住むヤマネコは、夜間、里に出てきて餌を捕ることも多いらしい。

工事中
●道路工事中
外周道路はいたるところで工事中。それほど交通量は多くないのだが、工事のための工事が多いように思える。地元振興策とはいえ、土木工事以外に現金収入の方法はないものか・・。あるいは野生動物保護のための工事(ヤマネコ用のトンエルを作るとか・・)もやってみたらどうだろうか。

整備された道
●整備しすぎ?の道。
クルマも少なく、幅広い道で運転しやすいので、ついついスピードを出してしまう。これではイリオモテヤマネコの死亡事故が増えるのは仕方ない?

  1. 2008/08/17(日) 22:57:26|
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2008.08.15(Fri)

西表 イリオモテ いりむてぃ ?海編その1

 西表島はイリオモテヤマネコのすむ亜熱帯雨林、マングローブ林などで有名だが、サンゴ礁もかなりのものである。琉球列島には約400種のサンゴがみられ、全世界の約30%がここにあるとか。(「サンゴとサンゴ礁の話」本川達雄 より)
ということで、今回の旅ではシュノーケリングを目的の一つにしていた。
 
15時半に西表島のホテル着。16時半には近くの「星砂の浜」でシュノーケリングを始めていた。

アマモ
●アマモ
海岸にほど近いところはぬるい温泉のようで、ここにはサンゴがなく底には1mmほどの有孔虫の殻(これが白い砂にみえる)のうえにアマモがびっしりと生えている。このアマモはジュゴン(人魚と間違えられる海のほ乳類)の大好物で、以前、西表にもこのジュゴンが生息していた可能性がある。青い小魚はルリスズメダイ。

カクレクマノミ
●カクレクマノミとハタゴイソギンチャクの共生。
水深1mほどの礁湖(ラグーン)で遭遇する。ディズニー映画のニモちゃんです。

エダサンゴ
●エダサンゴ(ミドリイシ類)
岸から約50mほど沖合で、外洋との境界あたりでは水温が下がり水の透明度が抜群である。わざわざこんな沖まで来ている人はいないのだが、実はこのような場所がサンゴや熱帯魚を見るのに良いポイント
である。

夕方
●夕刻の海
すでに17時半を回っているのに、まだ泳ぎ続ける。南の島でのんびりしよう〜と言っていたのに・・。日本の西の果てではいつまでも日が高く、ついついオーバーワークになりがち。

  1. 2008/08/15(金) 23:24:22|
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2008.08.14(Thu)

西表島 イリオモテ いりむてぃ ?空撮編

 8月上旬、早い目の夏休みを取って沖縄県八重山諸島の西表島に行ってきた。
 この地を訪れるのは2回目。
 前回は25年前、カネなしヒマありの身分で約二十日間かけて八重山諸島〜沖縄本島を回った。とはいえ、移動にかなりの時間を費やし、神戸港から船上で2泊した後、やっと那覇港に入港。その夜に再度船で1泊し翌朝に石垣島着。片道だけで船には実質40時間乗っていたことになる。船内のレストランも高いので、パンなどの食料を買い込んで船に乗り込んだ。

 今回は神戸空港 9:45発→11:45那覇着
    那覇空港12:45発→石垣着13:40

と、実に4時間で着いてしまう。船のように東シナ海に沈む夕日や、満天の星空や、イルカの群れを眺めることもなく、新聞2紙+ソフトドリンク2杯だけの時間だった。

それでも、沖縄への空路は窓から外の景色を楽しめる。
(地理オタクの私としては・・)
空撮神戸
●明石大橋(画像左下)。
神戸空港から離陸した後、飛行機はまっすぐ西に向かい、明石海峡の真上を通過する。

八重山
●八重山諸島。
向こうの雲のかかる島が今回訪れた西表島。八重山諸島全体を堤防のようなサンゴ礁が囲んでいる(堡礁)。海がエメラルドグリーンに見えるのは底が白砂で水深が浅いから。

石垣島
●石垣島。
島を囲むようにサンゴ礁が取り巻いていて(裾礁)、そこから急に海が深くなる。このサンゴ礁と外海の境界がシュノーケリングの絶好の場所である。


●積乱雲(入道雲)
面積は広くないが、垂直にそそり立っているのがよくわかる。海上では局部的にスコールが降っている。


●慶良間諸島(帰路)
沖縄本島北西側、東シナ海にある島々で、海が美しくダイビングポイントとして有名。
  1. 2008/08/14(木) 00:07:36|
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