環境カウンセラーの日々

2008年、環境カウンセラー(環境省)資格を取得したのを機にブログを開設。 自然環境、旅、モノなどについての独り言。

2009.02.27(Fri)

ホタル再生

 先週、突然の寒波襲来の中、地元の水路にホタルを増やすための土木作業を行った。主催は「武庫川上流ルネッサンス懇談会」で、私もそのメンバーの末席に名を連ねている。
http://www.sanda-river.jp/index.html

 平成 9 年に河川法が改正され、「治水、利水」に「河川環境の整備と保全」が加えられ、さらには地域住民の意見を聞くことが法律上義務づけられたのをうけて、兵庫県三田土木事務所が安全で自然と調和した個性豊かな川づくりを実施するため、学識経験者、 NPO 、地域の方々の意見を聴取し、河川整備へ反映させることを目的として「武庫川上流ルネッサンス懇談会」を設立した。(武庫川ルネッサンス懇談会設立趣旨より抜粋)

その活動の1つが「ホタル再生事業」。
そこはニュータウンのすそに広がる農地の中を流れる水路で、かつてはホタルが乱舞していた場所である。現在、三面コンクリート張りになっている水路は、普段は数cmの水深しかなく、一方、大雨が降れば大量の水が一気に流下するため、ホタル幼生にとっては住みにくい環境となっている。当然、ホタル成虫の数は激減し、現在は細々と命をつないでいる状態である。


●河床への構造物設置
構造物を設置することで、渇水時にはそこにわずかな水たまりが出来、増水時には土砂がそこで留まり後に草が生えてくる可能性がある。

他の事例では地域の人々の意見を聞くことはあっても設計施工は土木業者がやってしまうことが多いのに、ここでは「懇談会のメンバー自らが施工に関わる」ということが画期的な取り組みである。

つまり、肉体労働もみずからやっちゃおう!というのが売りである。
(おかげで、ノコギリ引きと土嚢積みをした私は筋肉痛・・)

 今回は地元の高校生(県立有馬高校・科学部)が環境調査を行い、測量・設計した案を元に、県立人と自然の博物館の研究員がアドバイス、土木事務所の職員、コンサルタント会社社員、NPO団体、野鳥の会・・の混成メンバーが作業に参加した。年齢構成もバラバラである。


●昨年の試験的施工
水流の方向とほぼ直角に2本の角材を打ち込んだ。
少し土砂がたまり、その部分にカワニナ(ホタル幼虫の餌となる巻き貝)やタニシが集まっていた。ただ、洪水時にせっかくたまった土砂が流れ出してしまうため、草が生えるには至っていない。


●完成!
今回は、高校生の提案で、より複雑な水の流れをつくり出すことにした。水流に向かってハの字型に角材を打ち込み、そのすき間に水を流し土砂を堆積させる計画である。

半年後、1年後が楽しみー。
今後は成虫が産卵する場所や昼間身を隠す場所をつくり出すことが課題かな・・。





  1. 2009/02/27(金) 23:03:47|
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2009.02.21(Sat)

とったどー

 「2級ビオトープ計画管理士」(日本生態系協会)の認証証と「北摂里山検定1級」(兵庫県立人と自然の博物館)の認定証が相次いで届いた。


●2級 ビオトープ計画管理士
昨年9月末に受検し、12月に合格発表。手続きを経てようやく認証証が発行された。数年間の実務経験を積めば、1級受験資格が得られるが、環境関連法案の丸暗記などは物忘れのひどくなっている現状ではかなりハードルが高い・・。
 <ビオトープ計画管理士受検記> 参照
http://taniyan.dtiblog.com/blog-date-200809.html


●1級 北摂里山検定
こちらは1級だがさらにその上に「特級」がり、あと2点足らなかった。受験者のレベルがかなり高く(みなさん、正月返上で取り組んでおられた・・?)、50点満点で平均が39点。
大半が1級だったとか。
こちらは来年、再チャレンジしたいところだが、今年、良問が出尽くしたので次年度は問題作成が大変そう?
難問奇問になるか、あるいは実施されない可能性も。
<北摂里山検定 受験記>参照
http://taniyan.dtiblog.com/blog-entry-62.html


  1. 2009/02/21(土) 23:45:11|
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2009.02.15(Sun)

ウィークエンドセミナー

 一昨日は早くも「春一番」が吹き荒れ、昨日は全国各地で2月としては最高気温を記録した。静岡では26℃を越え「真夏日」だったとか。

そして今日もおだやかな晴天。
週末のフィールドである県立有馬富士公園に出かける。

自分が設置したミニビオトープ池を掃除していると、冬眠から覚めたばかりのアカガエルが出てきた。アカガエル類はこの時期、産卵を始める。

●抱接中のアカガエル。
上がアカガエルの雄で、ストーカー被害にあっているのがウシガエルの若い個体。あまりにも強い力で抱きつかれ、息苦しそうなので、引き離そうとしたが離れなかった。この2匹の運命はいかに・・?

今日、公園内の有馬富士自然学習センターで「ウィークエンド・セミナー」があり、スタッフ兼受講者として参加した。

講師はアメリカ・イェローストーン国立公園で自然ガイドを長年やっておられるスティーブさん。(日本の歴史や自然にも詳しく、日本語も堪能)


●持参の小道具(毛皮や剥製)で子どもを引きつける。ゆっくりとした話し方で、わかりやすい。


●熊の毛皮
自分も熊の毛皮をまとってみる。指の先には鋭い爪が。こんなのに引っかかれると人間はひとたまりもない。


●フンの観察
目だけでなく鼻(嗅覚)を使って自然を感じる一例として、アメリカから直輸入?のオオカミのフンを取り出す。肉食のせいか、強烈なアンモニア臭。草の香ばしい臭いがするゾウのフンと比較し、食性とフンの関係をこども達に教える。
日本の他の観察会では口での説明が主流だが、スティーブさんは十分に下準備をし(時には事前の仕込みも行い)、説明に必要な小道具を用意する。このやり方はたいへん参考になる。


●足跡
地面についている動物の足跡を「証拠」として残すために石膏で足形を取る。


●足型
2本の爪があるのでこのあたりでは「シカ」か「イノシシ」の足跡。


●観察会風景
暖かくなったとはいえ、まだまだ冬景色。
実際の生きものを見ることが出来なかったが、足跡やフンなどのフィールドサインだけで、十分楽しめた観察会だった。
これもやはりスティーブさんの入念な準備によることが大きい。





  1. 2009/02/15(日) 23:27:56|
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2009.02.08(Sun)

讃岐うどんの排水

 讃岐うどんの排水問題について少し調べてみた。

 2年前の2007年、讃岐うどんブームが起き、新規起業する店も増えてその数約780店。特に下水道の完備していない郊外店の急増で、このときにもやはり排水の問題が取りざたされていたようだ。

 うどんの排水には家庭生活排水や農地排水とちがい、水質汚染の主原因であるP(リン)、N(窒素)が少なく、デンプンが多く含まれている。
 
 デンプンが分解されるとCO2(二酸化炭素)とH2O(水)になるので、まだマシかもしれない。
 
 ただ、COD(化学的酸素要求量)が真水の1000倍で、分解されるのに水中の酸素が多量に消費され、排水が直接流れ込むような水路は酸欠状態になり、魚など多くの生物の生息は難しい。また、食器洗いなどの洗剤も排水に含まれるので、やはり汚染源にはなりうる。

 下水道がない場所では、地下に埋め込む合併浄化槽を取り付けるのが排水浄化の一般的方法なのだが、それまで薄利多売で営業を続けている小さな店では、営業を一時停止して浄化槽を取り付ける工事ができるほど余裕がない。排水が問題視されているわりに話が進まないのはこのような事情があるようだ。

 ただ、有名店「池上製麺所」(るみばあちゃんの店)では移転を機に排水浄化槽を設置したとのこと。http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20070811000091

 約1年前の2008年1月に、たまたま私もその店を訪れていた。


●看板娘 るみばあちゃん
以前はたった一人でうどんの仕込みから調理まですべてやっておられたが、近年は若い人にまかせ、「接客」が主なお仕事。


●1玉100円×2玉
麺のコシの強さと安さに圧倒される。これに50円の卵と100円(だったか?)のアナゴ丸ごと天ぷらをトッピングする。
  1. 2009/02/08(日) 00:45:13|
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2009.02.01(Sun)

四国麺紀行

といっても、旅の目的は食べ歩きではなく、ツレアイの実家(香川県)への里帰りである。

 高速代の節約も兼ねて、夜に出発し、香川道から徳島道に乗り換える時に藍住町(藍染めで有名な町)を通過する。その県道バイパス沿いにあるのが徳島ラーメンのこのお店。

●「とんとんとん」
主人がたった一人で店を切り盛りしている?せいか、掃除が隅々まで行き渡っていない・・。ビニールテープの貼ってあるイスといい、アジアの屋台で食べているような感じがする。


●肉そば(¥600くらいだったか・・)
見た目、薄味のようだが、ただの豚骨醤油ラーメンではない。
(ガイドブックによると、「ブタの頭骨+ゲンコツ+鶏ガラ+野菜」とのこと)
並ぶほどではないが、そばを通った時には必ず寄りたくなる店。
前の帰省時も立ち寄った。
ツレアイのブログ→http://blog.goo.ne.jp/thlaspi/e/0e7b6b2565b381b344e26289e079cce2


●寒波襲来
香川県には、ガイドブックに紹介され1時間以上待たないと入れない店も数多いが、このとき、ちょうど寒波襲来で、「待たずに入れる無印良店」を選定した。(選んでくれたのはツレアイの兄:かなりの讃岐うどん通)


●「まほろ」
なぜか、暖簾がない。天ぷらに自信がある店。


●「まほろ」かき天うどん(¥680)
かけうどんに大粒の「かき」が多数入っている。¥680という値段は讃岐うどんとしてはかなり高価な方だが、「天ぷら」の値段として考えると納得する一品。


●「香川屋綾川店」
激戦区、香川県中部にあるセルフうどんの店。目の前に綾川イオンモールがあり、そこにも讃岐うどんの店が入っているが、そこには行かずに流れてくる客も多い。
ちなみに、香川県ではガソリンスタンドの「セルフ」とうどん屋の「セルフ」の2種類の看板があるので要注意。



●「香川屋」山芋ぶっかけうどん(¥370)
このあたりのうどん屋の差は私にはわからない。どの店に入っても間違いはなく、満足できる。(もちろん、有名店はそれぞれ独自の特徴はあるが・・)むしろ、同じ店でもうどんの種類によって食感の違いが大きいように思う。ツレアイの注文した「湯だめうどん」がきめが細かくなめらかな食感で良かった。


●「もり家」
駐車場も大きく、時間帯によっては行列の出来るお店。


●「もり家」湯だめうどん 中1.5玉(¥310)
上記「香川屋」での湯だめうどんが良かったのでここでは私が注文した。何回も讃岐うどんを食しているのに「湯だめうどん」は知らなかった。「湯だめ」とは釜揚げうどん水で流した後、再度、熱湯を注いで椀に入れる方法である。水によって麺が締まり、麺に付着するぬめりがなくなり、なめらかな食感になる。しばらくは他の店でもコレを注文しようと思う。

今回はこの4軒。
これまで、有名店を含めて数々の讃岐うどん巡りをしてきた。

が、巡りながらも、気になることが一つある。

うどんを作るのに、多量の水(湯)を必要で、その給水と排水事情はどうなのかということ。
?毎夏、香川の水瓶である「早明浦ダム」の渇水が問題になっており、多数のうどん屋の営業が水不足に関係ないのか?

?多量のうどん排水はどこに行ってしまっているのか?

次回の帰省時には「環境」を意識して讃岐うどん巡りをしてみようと思う。

















  1. 2009/02/01(日) 17:04:54|
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