環境カウンセラーの日々

2008年、環境カウンセラー(環境省)資格を取得したのを機にブログを開設。 自然環境、旅、モノなどについての独り言。

2009.09.20(Sun)

都会の真ん中で

 先日、買い物のため久しぶりに大阪に出た。
(近頃は地元でも買い物・映画・グルメを楽しめるようになってきたので、大都市に出ることが少なくなってきた。これも百貨店業界の売り上げが落ちている原因の一つなのかも?)

現在の大阪の中心部で、しかもさらに開発が進んでいる地域で、稀少な植物を見かけた。


●梅田スカイビル


●スカイビル裏の水田
スカイビルの裏に、水田と雑木林を意識したビオトープが出来ている。ここで街の小学生が田植えを行い、自然学習を行っている。ただ、ビルの北側で日陰になる時間が長いせいか、稲そのものはそれほど勢いがなかった。
写真を写している自分の陰と、ビルの陰が同じような形をしてるのもおもしろい。


●ミズオオバコ
その水田の中を観察していると、希少種(環境省・絶滅危惧?類/大阪・准絶滅危惧種)のミズオオバコが生育していた。この植物は、元々は水田雑草で、どこにでも普通に見られたのが、除草剤によって激減し、いまや希少種になってしまった。この都会の真ん中では「米の収穫」が目的ではなかったので、この水田には除草剤が散布されなかったのかもしれない。
希少種ではあるけれど、意外としたたかな植物なのかも。



  1. 2009/09/20(日) 22:09:31|
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2009.09.12(Sat)

道東へ (その10) 知床半島クルーズ

 道東への旅の楽しみの一つが知床半島クルーズ。小型のクルーザーに乗って半島の先端近くまで行き、ヒグマを海から観察しようというツアーだ。
ところが、当日、風が強く、二時間前にツアー中止の連絡が入った。それではと、別の船会社に予約を入れたところ、ここも後になって中止の連絡。あきらめかけたが、唯一出航できるのが「オーロラ号」と聞いて、早速乗り込んだ。


●オロンコ岩からウトロ港
船を待つ間に登ったオロンコ岩。上が平坦な展望台になっている巨大な岩山である。そこからはウトロの街が一望でき、オホーツクに沈む夕陽も見ることが出来る。


●オーロラ号
主に団体観光客向けの大型船。スピードは遅いが、冬の流氷の海でも出港することができるらしい。前方の見晴らしの良い船室に特別料金が別途必要なのが×。


●海からの知床半島
荒々しい岩肌である。白色が付いているのは海鳥のフンが大量に積もったもの。


●名勝 カムイワッカの滝
クルーザーならもう少し近くまで行ってゆっくりと観ることができるのだが、大型船はここでささっとUターンして帰航を始める。双眼鏡でヒグマを探したが、この滝の水には硫黄が多く含まれていて、動物は近寄らないとのこと。


●オホーツクの夕陽
動物は見ることが出来なかったし、知床の山々は深い霧の中だし、あまり見どころの無かったクルージングだったが、最後の最後に水平線の雲が途切れ、太陽が顔を見せた。大半の乗客は船室にこもっていたが、この瞬間だけはみんな飛び出してきた。


●夕陽の半島
薄黒い岩肌が、一気にオレンジ色に染まった。


●灯台
ウトロ港に着くまで、夕陽を堪能できた。

さらに・・


●日没後も
ホテルに戻り、カーテンを開けたら、まだ夕陽の名残があった。こんなに美しい夕陽はホントに久しぶりに観たような気がする。
  1. 2009/09/12(土) 22:00:44|
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2009.09.12(Sat)

道東へ (その9) 知床五湖 水草編

 知床五湖には5つの湖を巡る遊歩道コースがあるのだが、駐車場やレストハウスの賑わいがウソのように静かである。(その分、ヒグマが出やすいのも事実)
私はそのコースを歩きながら、景色を楽しむと共に、湖の中が気になっていた。


●タヌキモ
浮遊性の水草で、強風によって吹き寄せられていた。標本として持ち帰ることは禁止なので同定は出来ないが「タヌキモ」という種であれば環境省の「絶滅危惧?類」。ミジンコなどを捕食する食虫植物。


●ネムロコウホネ
これも環境省の「絶滅危惧?類」。もう少し時期が早ければ、黄色い花が一面に咲いていたのを見られたかも。


●ミクリ類
これも同定できず。ため池の多い兵庫県でもミクリ類はどんどん数を減らし、希少種になっている。この地では水草の生育環境はどうなのだろうか?


●ヒツジグサ?スイレン?
湖面に浮かぶ白い花。ヒツジグサかと思いきや、それにしては立派すぎるので、これはスイレンか・・?
すぐ近くに開拓跡地があるので、人が持ち込んだ可能性もある。(一湖にはフナが泳いでいた)
見た目美しいが、ここが庭園ではなく世界自然遺産であり続けるなら、どこかの時期に抜いてしまった方がいいと思うが・・。






  1. 2009/09/12(土) 17:23:10|
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2009.09.11(Fri)

道東へ (その8) 知床五湖 シカ編

 幸いにヒグマには出会わなかったが、知床五湖周辺ではエゾシカがかなり繁殖しているらしく、車道や林縁に出没し、野生とは思えないほど悠々と草を食べている姿を見かけた。


●エゾシカ


●エゾシカ食事中
夏場は一年生の草を食べているが、冬、それらが枯れてしまうと樹木の葉や幹を囓る。


●食害跡
シカが樹皮を囓り取った跡。樹皮をはがされてしまうと、樹木も勢いを失い、徐々に枯れてくる。


●食害防除ネット
シカの食害から樹を守るネット。すべての木々に装着することはむつかしい。


●食べ残し草原
黄色い花が咲き、一見きれいだが、この植物はシカの味覚に合わないらしく、食べ残されている。結果、同じ種類だけの単純な草原になる。


●シカ肉バーガー
道の駅ウトロ・シリエトクで販売されていた。エゾシカにとって環境が良くなっているため、数が増えすぎ、今度は森の生態系を乱し始めている。その個体数調整のため、一部を捕獲し、食肉として流通ルートに乗せている。私は、朝・昼・夜の食事で飽食気味だったので、これは食べていない。


●シカ肉ハンバーグ
釧路空港のレストランでツレアイが注文した。臭みもなく、あっさりとした味だ。


  1. 2009/09/11(金) 23:17:04|
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2009.09.10(Thu)

道東へ(その7) 知床五湖森編

 今回の旅行目的の一つが世界自然遺産「知床」の森を観ることである。とはいえ、自然遺産地域では、どこでも勝手に入山することは出来ず、何よりヒグマが生息している地域でもあるので、遊歩道の完備した「知床五湖」を巡るコースを歩くことにした。


●案内看板
知床五湖入口のレストハウスまでは車で行くことができる。駐車場には「わ」(レンタカー)ナンバーの車が一杯。5つの湖をゆっくりと巡っても2時間以内で帰ってこられる。屋久島や白神山地同様、いくつものガイド付きツアーがあったが、今回は申し込まず、自分の五感を頼りに観察してみたいと思った。


●クマ除け鈴
遊歩道のある場所といっても、ここはヒグマの縄張りに人間が入り込むことになるので、遭遇する可能性もある。事前に人間の気配をクマに察知してもらうために、音の鳴るモノを身につけることを奨励されている。
これは友人からお土産でいただいたアメリカ・イェローストーン国立公園のクマ除け鈴。アメリカでは巨大なグリズリーベアがいるだけに、この鈴は大きな音がでる。


●知床一湖
遠方に羅臼岳が見える。風がなければ、この山が湖に映し出される。右手の草原は、かつて開拓者が作った牧場跡地で、今後植林して森に戻していくとか。


●遊歩道
針葉樹と落葉樹の混交林の中を歩く。落葉樹の優占種はミズナラで、針葉樹の優占種はトドマツ。


●トドマツ
地肌には火山の噴火で飛んできた溶岩石がごろごろあり、その岩の上に根を張っている。その様子は屋久島のスギとよく似ている。
最近のTVCMでアニメの「おそ松くん」が復活しているが、
http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/chipchop/
その6男坊が「とど松」君である。この名の由来は出世魚ボラの最後が「トド」と呼ばれ、「とどのつまり=最後の」という意味から6男坊にこの名が付いたらしい。植物「トドマツ」の由来はまた別でアイヌ語から来ているとのこと。


●ミズナラ
思っていた以上に葉が大きく、緑が鮮やかである。この葉の間から差し込む木漏れ日が美しい。


●知床五湖から硫黄山
この硫黄山のふもとに、有名なカムイワッカ温泉と滝がある。







  1. 2009/09/10(木) 22:22:42|
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2009.09.06(Sun)

道東へ (その6) 食事

 朝食はホテルのバイキングで、夕食は地元の食堂で食べることを原則にしたが、一度だけホテルの夕食バイキングを食した。カボチャやジャガイモなど地元の食材にこだわった野菜類は良かったが、魚介類の鮮度が悪く、特にカニは「カニにうるさい兵庫県人」には最も不評の品だった。 


●炉端「とらや」(釧路市)
派手なうえに、黄色地に黒で「虎や」の看板。主人がどこのファンだか、わかりやすい屋号である。カバンに真っ赤なコイ柄のタオルが入っていたが、この店では見られてはいけない。


サンマ刺身と炭焼き
「炉端焼き」は釧路が発祥の地だとか。なかでも旬の魚介類がおいしいというので、今の時期、釧路近海で水揚げされる秋刀魚をまず注文する。
関西では獲れてから時間の経過したものしか手に入らないので、とても刺身は無理だが、ここでは新鮮で「むちっ」とした食感の刺身が食べられる。


●食堂「一休」(ウトロ)
「ウニ品切れ」の紙札がうらめしい。
(そもそも朝からなかったのか、売り切れたのかわからないが・・)


●親子丼(¥1800)
人気店なので、観光客向けの値段設定かなと思ったが、食べてみて納得の値段だった。大粒のイクラがたっぷりと入り、脂ののったサケ刺身がご飯全体にのっている。



  1. 2009/09/06(日) 23:55:04|
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2009.09.06(Sun)

道東へ (その5) 野付半島

道東2日目は強風が吹く曇天。
この天候にぴったりな場所が根室半島と知床半島の中間に位置する野付半島。この半島の先端近くにある「トドワラ」は、トドマツの林が地盤沈下や台風の影響で立ち枯れになり、荒涼とした風景が広がる。


●トドワラ
白骨のように横たわっているのがトドマツの枯れ木。それでも、15年前に見た時より衝撃度は少なかった。この枯れ木群自体も風化してきており、原野に戻りつつあるようだ。以前はもっと多くの「白骨」が横たわっていて、墓場の様相を呈していた。


●ハマナス
野付半島ネイチャーセンターに車を置き、トドワラまでは徒歩で行くのだが、その途中で野付半島原生花園を通る。夏花の季節には遅すぎたので期待はしてなかったが、それでも原色の花々が目を楽しませてくれた。


●エゾカワラナデシコ


●ヤマハハコ


●エゾフウロ

しかし、残念ながらこんな植物・動物も・・


●セイヨウタンポポ(外来種)


●セイヨウオオマルハナバチ(外来種)
ハウス栽培トマトの受粉をさせる目的で輸入されたものが、屋外に逃げ出し繁殖している。在来種のノサップマルハナバチの生息を脅かしているらしい。
こんな北の大地にも外来種の影響が出ているとは・・

トドワラの手前に「ナラワラ」がある。これはミズナラの木々が立ち枯れたもので、景観的にはこちらの方が観光の目玉になりそうな気がする。


●ナラワラ
カメラの光源設定をまちがえたため、青白くなってしまったが、より雰囲気は出ている。東山魁夷氏の画にこんな風景があったような気がする。




  1. 2009/09/06(日) 00:42:10|
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