環境カウンセラーの日々

2008年、環境カウンセラー(環境省)資格を取得したのを機にブログを開設。 自然環境、旅、モノなどについての独り言。

2010.08.29(Sun)

舞鶴道を北へ?

翌日は少し南下し、鯖街道(国道27号線〜303号線)を経て滋賀県に向かう。

目的の一つは滋賀県高島市にある「針江生水(はりえしょうず)の郷」。

ここは2005年10月にNHKで放映された「映像詩 里山 命めぐる水辺」の撮影場所。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/051015.html

●かばた(川端)
この地区の特徴は、各家庭にある「かばた」という施設。
地面から約20mほど穴を掘ると地下水が湧出し、その地下水を生活用水として利用する場所を「かばた」といい、特に住居の外にあるのを「外かばた」という。

●かばたの中
右の鉢の中から地下水が湧出し、飲料水、野菜や食器洗い用として利用し、そこからあふれ出た残飯などが鯉のエサとなる。
油汚れなどは別途、自宅内のキッチンで洗い、その汚水は下水管に流れ込むようになっており、かばたからの排水は原則、きれいな水のまま出される。

●かばた
水温は13℃。夏は冷たくスイカやビールを冷やせるし、冬は逆に暖かく感じる。
この部屋にいるだけでも天然のエアコンにあたっているよう。
このうちの「かばた」では琵琶湖産の魚類を飼育しており、ちょっとした水族館のようになっている。

●かばた(川端)を案内するボランティアおばあちゃん

放映終了と同時に多くの反響があり、無断で住居の敷地内に進入する観光客も出始めたので、鉢江地区ではガイドツアーを実施し、ツアー参加者のみ「かばた」の公開を行うことになった。
http://www.geocities.jp/syouzu2007/annaifureim.html

●水路とバイカモ
各家庭のかばたから用水路に水が流れ込む。
そこに群生していたのはバイカモ。
普通は雪解け水が流れ込むような地域に自生するのだが、ここでは街の用水路で見ることができる。

●バイカモの花とハグロトンボ

●アユの群れ
細い水路から幅2mくらいの水路に水が集まる。
水の中をよく見るとアユが群れている。
水が透明で水温が高くならないため、アユの大好きなケイ藻が良く育つ。

●川ガキ
ここには川ガキも生息する。
気持ちよさそうで、こちらも水遊びしたくなる。

●希少種?
用水路のそばで見つけた。
私の地元ではほとんど見られないダルマガエルか・・?
滋賀県でも希少種(絶滅危惧種)に指定されている。
  1. 2010/08/29(日) 23:58:15|
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2010.08.29(Sun)

舞鶴道を北に?

夏も後半になって、ようやく2日連続で時間が取れたので、高速道路料金が無料になっている舞鶴道を北に向かうことにした。

これまで、舞鶴の東側までは出かけたことがあるが、若狭湾は未踏の地だった。
若狭は、どうも「原発」のイメージが強過ぎて、積極的に出かける気になれなかった。

●若狭の海
原発のコンクリート建造物があちこちで見えるのかと思っていたら、ほとんど気にならないくらいで、むしろ整備された道やトンネル、公共の建物など原発思いやり予算で作ったと思われる建造物が目立っていた。

それはそれとして、海の風景は予想以上に美しい。
●午後の海

海の透明度も良く、自分が勝手に思い込んでいた「日本海は暗い」というイメージとは全く違っていた。

そこで、グラスボートに乗ることに。

●グラスボート(大人1200円 40分)
水の透明度に期待したのだが、日本海は急に深くなっているので、透明であっても底がほとんど見えない。島の近くに来て船はようやくスピードを落とし5mの海底まで見えることが出来たが、あまり魚はいない。しかも船底のガラス面が藻類で汚れている。
結局、見所は最後に行った養殖生簀のハマチだった。

●美方5湖
淡水や汽水の5つの湖が水路でつながっている。

宿はこの三方五湖の一つ、日向湖のほとりにある。

●旅館?「やまじん」
看板には「旅館」と表示してあるが、自分のカテゴリーでは「民宿」。
特にサービスが悪いという訳ではないが、トイレが男女共有の共同であったり、風呂が1つであったり、部屋にお茶用ポットがなかったり・・。

ただ、夕食の内容からすれば、こんな設備面のことはどうでも良くなってくる。
コストパフォーマンスは抜群だ。
一泊2食9500円(刺身舟盛り付)

●夕食
「舟盛り」ではなかったが、それよりも大きな「大桶盛り」だった。
お頭はレンコダイ、焼き魚はアマダイ、小鉢は若狭産のモズク。
画像以外にも、タコのマリネ?、茶碗蒸し、ヒラメとフグの天ぷら、魚の吸い物、シャーベットなどカメラで隠し撮りされてるかのようにタイミング良く出てきた。
しかも量も多すぎず、少なすぎずぴったりだった。

また、女将さんの控えめで丁寧な接客も良かった。

次回は釣りや水遊びの用意をして、ここを訪れたいと思う。
  1. 2010/08/29(日) 15:56:02|
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2010.08.25(Wed)

観察会後半4連戦その?、?

?8月21日(土)川西市黒川公民館で「水生生物観察会」

●黒川公民館
元は黒川小学校の校舎で、明治37年に建設された古い木造建築。
太平洋戦争時は疎開児童で賑わったそうだが、校区内のダム建設や若者の流出などによって過疎が進み、1977年(昭和52年)に廃校となってしまった。

●廊下
かなり使い込んで、色あせた廊下と教室窓。
少し経費をかけて補修すれば風情のある内装になるのだが・・

●窓からの風景
窓ガラスも均一平面ではなく、景色が少しゆがんで見える。
校舎の裏手には棚田と里山が広がっている。

一地区の公民館にしておくのにはもったいないような建造物であるし、周りの景観とも合わせると十分「文化遺産」として活用できるハズ・・。

今回は生物採集をした後、この校舎内で説明を行った。

●黒川での採集

参加者は少人数だったが、この川ならこのくらいの人数で十分。

しかも途中で雷がゴロゴロ鳴り出し、大慌てで避難した。
もし、大人数だと大変だった。

採集生物
●タカハヤ
瀬戸内海側に流入する河川の上流に生息する魚。

●ドンコ
肉食性の魚。口が大きく、小魚を丸呑みしてしまう。

他に、魚類ではカワムツ、カワヨシノボリ、ドジョウ。

●ヘビトンボ

他に水生昆虫ではニンギョウトビケラ、コオニヤンマ、シロタニガワカゲロウ
甲殻類ではサワガニ(多数)


?8月22日(日)三田市小柿野外活動センター(羽束川)

観察会の最後にこの羽束川で実施できたのが良かった。
何と言っても水が冷たく、気持ちがいい。
そして、観察会でなくても多くの「川ガキ」が自然発生的に生息している。

●サワガニ
この時期、サワガニのメスはお腹に小ガニを抱えている。

●ツチガエル
あまり派手さはないが、このカエルは三田市内では北部の方でしか生息していない。

他に、
両生類:カジカガエル幼生
魚類:カワムツ、オイカワ、カワヨシノボリ
水生昆虫:シロタニガワカゲロウ、ヒゲナガカワトビケラ、ニンギョウトビケラ、フタツメカワゲラ、コオニヤンマ
甲殻類:ミナミヌマエビ

など。

全体的に、今年は水生昆虫の種類・数とも少なかった。
6月〜7月はじめにかけての豪雨で流されたのか、7月後半から8月にかけての猛暑による水温上昇、水量減のせいなのか、年々の減少傾向なのか・・。
  1. 2010/08/25(水) 23:12:45|
  2. 観察会|
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2010.08.23(Mon)

観察会後半4連戦その?、?

8月も後半に入り、お盆休みの後、観察会講師を4日連続で勤めた。

半日だけであったり、複数講師であったりで実働時間はそう多くなかったが、なにせ今年の猛暑、屋外で数時間もいるだけで頭がくらくらするし、4日間とも室内はエアコンなしでの講座だった。

8月19日 その?川西市せせらぎ水路(川西市小花)
小中学校の教員向けの野外観察講座。

●観察会風景
みなさん、非常に熱心に採集中。
私は余りに暑くて、すでにバテ気味。

採集生物
●ギギの幼魚(2cm)
ナマズ(4本)に似ているが、口ヒゲの数が多く、8本もある。

●シマドジョウ幼魚(3cm)

他に魚はオイカワ、カワヨシノボリ。

昆虫では
●アオサナエ(トンボのヤゴ)

●ゲンジボタル
今年の初夏に羽化できなかった浪人中の個体。でも、未熟だったおかげで長生きできた。

●ヒゲナガカワトビケラ
イモムシ状だが、頭が長い「馬面」。

●オオシマトビケラ

●シロタニガワカゲロウ

その他水生昆虫ではニンギョウトビケラ、キイロカワカゲロウ、コオニヤンマなど。

それ以外では、タイワンシジミ、アメリカツノウズムシ、ウシガエル幼生などの外来種が目立った。さらに河原にヌートリアの亡骸が・・。

8月20日 その?猪名川河川敷(川西市小花)
前日に引き続き、小中学校の教員向け講座。
この日は「植物」と「昆虫」。
私は専門外なので、他の講師の手伝いを行う。
手伝いでも、少し受け身になった分、余計に暑さを感じてしまう。

●観察中(14:30頃)

●室内で同定中
猪名川の河川敷では、植物はかなり外来種で占められている。

1時間ほどの採集で
ツルヨシ、オギ、セイバンモロコシ、シマスズメノヒエ、オヒシバ、メヒシバ、アキノエノコログサ、エノコログサ、マメグンバイナズナ、タデ、ヤナギタデ、ギシギシ、アレチノギク、オオブタクサ、オオオナモミ、アレチノハナガサ、シロザ、アレチマツヨイグサ・・
  1. 2010/08/23(月) 00:02:46|
  2. 観察会|
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2010.08.15(Sun)

げげげの展覧会

盆・正月・GWは遠出しないで、地元で遊んでいる。
(今年のGWは例外的に四国に出かけたが、帰途、大渋滞に巻き込まれ、GWには二度と遠出しないと決意した・・)

ということで・・
兵庫県立美術館「水木しげる・妖怪図鑑」展を見に行く。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1007/kosei.html#a1
「お盆前やし、みんな外遊びに出てしまって、美術館なんかに来えへんやろ・・」という読みは全く外れ、開館直後にもかかわらず駐車場も満車寸前でギリギリ入れた。

●兵庫県立美術館
美術館は安藤忠雄氏の設計。
曲線利用や迷路のような通路、大きく開放的なガラス面など見所は多いが、日本の気候では冷暖房の費用は莫大だろうなと「環境」や「エネルギー」の側面からついつい見てしまう。

●兵庫県立美術館内

「ゲゲゲの鬼太郎」は我々の世代がリアルタイムで読んでいたのだが、館内は予想以上に子供が多く(子供無料のせい?)、何でこんなに人気あるの?と不思議なくらい。

●チラシ表

●チラシ裏

展示そのものは漫画原画展ではなく、主役はあくまでも水木しげる氏が描いた日本津々浦々の妖怪図。
カッパ、雪女、海坊主など伝統的な有名人?から新顔の口裂け女まで100点の余りの妖怪図は見応えがある。
近寄って見ていると周りの木々の模様、建物の壁などまでかなり細かくこだわって描き込んである。線の使い方が非常に上手。

さらに「ゲゲゲの鬼太郎」の登場人物を中心とした図とブロンズ像が約20点、さらにさらに、江戸時代に描かれた妖怪図(葛飾北斎などの作者)が20点。

軽く見て回ろうと思っていたが、結局ミュージアムショップも入れて2時間半くらい滞在した。
  1. 2010/08/15(日) 16:43:14|
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2010.08.11(Wed)

観察会3連戦 その?羽束川(三田市小柿)

8月10日、三田市野外活動センター横を流れる羽束川で「川ガキ養成講座」を実施する。
この川は三田盆地の中をゆったりと流れる武庫川本流と違い、山地を流れ出る渓流のような景観だ。(実際はさらに上流部に水田がある。)

アマゴの放流&釣り場でもあるため、重機で大きな岩が設置され、水深1m〜1.5mくらいの淵が程良く連続している。

●観察会風景

水も冷たく、透明であるため、観察会しながらも水遊び感覚になってしまう。
水中めがねでのぞくとアユの姿もみられる。

●観察会風景
川ガキと元川ガキ(親)が協力して魚を捕まえる。

観察会で捕獲した生き物

〈魚〉
カワムツ、オイカワ、ムギツク、カワヨシノボリ、ドジョウ(普段ならシマドジョウが捕まるが、今回はなぜか普通のドジョウ)

〈両生類〉
カジカガエルのオタマジャクシ

〈水生昆虫〉(すべて幼虫)
エルモンヒラタカゲロウ、シロタニガワカゲロウ、ヒゲナガカワトビケラ、ムナグナガレトビケラ、ニンギョウトビケラ、コヤマトンボ、ヒラタドロムシ

〈甲殻類〉
サワガニ、ミナミヌマエビ

〈貝類〉
カワニナ

今回は時間も少なく、石の下を丁寧に探ることが出来なかったので、採集できたのは本来の種類数よりも少ない。ここには特別天然記念物や兵庫県RDブックに記載されるような生物も生息している。

半日ずつとはいえ、3日連続で水の中に入っていると体がだるくなってくる。

大昔、川ガキだった頃は毎日のように川に入っていても疲れ知らずだったの
に・・
  1. 2010/08/11(水) 21:55:53|
  2. 観察会|
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2010.08.10(Tue)

観察会3連戦その?昆陽池

8月9日は昆陽池(伊丹市)で。

伊丹市公園みどり課のT氏より依頼があり、市内中学校の理科部の生徒と共に魚類調査兼観察会を行う。

●給餌池の排水
毎年、この時期に伊丹市が昆陽池の南東部にある「給餌池」から水を抜き、ヘドロを除去している。
この機会に、この部分にいる魚を捕まえて生息種数を調べると同時に、救出して本池へ放流した。

●捕獲調査中

冬になるとカモなどの渡り鳥がやってきて、この池で越冬する。
昆陽池ではかなり昔から市民の手でエサやりが行われ、その結果、池の水質が悪化し底にはヘドロがたまっている。
その泥に足を取られながらも、中学生たちは熱心に魚をつかまえてくれた。

●コイ(コイ科)

●フナ(コイ科)
ギンブナのようなゲンゴウブナのような・・えらぶたの内部を見てみないと確認できない。

●ナマズ

●雑魚
・オイカワ(コイ科)Zacco platypus
・モツゴ(コイ科)
・トウヨシノボリ(ハゼ科)
・ブルーギル幼魚→1個体のみ
・スジエビ
・ミナミヌマエビ
・ウシガエル幼生

オオクチバスは0尾、ブルーギルもごく少数で、予想以上に魚の移入種は少なかった。泥の多い池では繁殖出来ていないのだろう。


















  1. 2010/08/10(火) 23:45:48|
  2. 観察会|
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