環境カウンセラーの日々

2008年、環境カウンセラー(環境省)資格を取得したのを機にブログを開設。 自然環境、旅、モノなどについての独り言。

2011.09.24(Sat)

「命めぐる水辺」再訪

昨年8月末に訪れた滋賀県高島市「針江生水(はりえしょうず)の郷」。
http://taniyan.dtiblog.com/blog-entry-181.html

これを知人に紹介したところ、「是非、連れてって」ということになり、今回はマイクロバスを運転手付きで借り、15人の大所帯で訪問することになった。

●高島市「畑の棚田」(全国棚田100選)

この場所はNHKの里山シリーズ第1弾「里山〜覚えていますか ふるさとの風景〜」で紹介された。
ここは初めて行くので、マイクロバスがどのあたりまで登れるかわからず、畑集落のかなり下で降りてしまい、TV映像で見たような一面棚田の風景を探すことができなかった。
(しかも盛夏に逆戻りしたような気候だったので、坂道を登り切る気力もなかった・・。これだけでも棚田での農作業のきつさがよくわかった。)

●稲刈り前の棚田

9月上旬にもかかわらず、すでに稲穂は成熟し、稲刈りの始まった水田もある。
この様子だと、曼珠沙華の咲く頃には稲はなくなっているのかもしれない。

●無農薬の水田(針江地区)

ここの水田で利用した水は琵琶湖へ流れ込む。
その琵琶湖への影響を考慮して、減農薬、無農薬の水田地帯が広がる。
その結果、この地域の用水路の生物相は豊かに保たれている。

●木製魚道

用水路は三面コンクリートになっているが、程良く水草が残されていて、魚影が水面からも見ることができる。また、春先に水の張った水田にナマズ、フナなどが遡上できるように木製の魚道が造られている。

●漁師さんの船着き場

ここもNHK「映像詩 里山〜命めぐる水辺」で琵琶湖漁師の田中三五郎さんが利用していた船着き場。
現在は漁師を引退されているとのことだが、その舟と雑魚を水鳥に与えていた餌台がそのまま残っている。

●ヨシ(右)とオギ(左)=琵琶湖畔ではアシ

ヨシとアシは基本的には同じ物。
琵琶湖畔では葦簀(よしづ)のように利用価値のある方を「ヨシ」、利用できない方を「アシ」というように使い分けている。
茎が空洞なのがヨシで中身が詰まっているのがアシ(オギ)とガイドさんに教わった。

●コアユ

今年もコアユの群れが元気に針江の水路を泳いでいた。

●コアユ漁

今回は団体で行ったので、地元のガイドさんは地元の漁法でコアユを捕獲してくれた。

●コアユ(水中)

水中でも使えるデジカメを持参していたので、アユの撮影を試みたが、あまりにすばしっこくてまともに写らない。
何十枚と撮影した中で、何とか写っているのがコレ。

●バイカモ(水中)

9月に入っても、ごくわずかに花は咲いていた。
それを写すよりも、流れに身を任せている姿を水中から撮影してみた。

●ハリヨ(絶滅危惧種)

滋賀県でも湧き水湧き水が豊富にある、ごく一部の場所でしか生息していない。
私が撮影したのは、針江地区で保護されている場所。
(もちろん、地元の人に許可を得た上で)


今回は「かばた+琵琶湖畔定期コース」で申し込んだので、最後に集会場のようなところで軽食をいただくことが出来た。

今秋新米のコシヒカリのおにぎり、コアユの甘辛煮、なすとコアユの天ぷら、かぼちゃの煮物、創業明治三十年「上原豆腐店」の豆腐(針江の地下水で作られた)。

1年前の旅では針江地区の「かばた」を一軒一軒丁寧に案内してもらい、家ごとの違いを見ることができた。

今回は針江地区の周辺を巡ることによって人と自然との関わり方を垣間見ることが出来た。

  1. 2011/09/24(土) 22:18:06|
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2011.09.20(Tue)

夏の観察会押〇暗鳥埔柿羽束川

2011年9月11日(日)三田市小柿の羽束川での水生生物観察会。
今夏の打ち止めとなる観察会。

1週間前の台風12号の大雨(特に紀伊半島では記録的な大雨)で、8月の同じ場所での観察会とは様子が違っていた。

前回→http://taniyan.dtiblog.com/blog-entry-242.html

今回
●羽束川

前回は子供でも簡単に対岸に渡れたが、今回は流れが速く大人でも苦労する。しかも長時間、水につかっていると筋肉がけいれんしそうになってくる。

反面、石が水の力で回転し、表面についていた藻類とゴミが洗い流され、水も石もきれいになっていた。

●観察会

それでも、水辺の観察会は子供だけでなく大人も夢中になってしまう。

今回の観察した生き物

〈魚類〉カワムツ、オイカワ、ムギツク、カマツカ、カワヨシノボリ、アユ(目視)
〈甲殻類〉サワガニ、ミナミヌマエビ
〈水生昆虫〉シロタニガワカゲロウ、ヒガナガカワトビケラ、ニンギョウトビケラ、コオニヤンマ、コヤマトンボなど
(今回は参加した子供の年齢層が低く、水生昆虫にこだわらなかったので種数が少なかった)
  1. 2011/09/20(火) 23:12:27|
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2011.09.03(Sat)

夏の観察会栄雜望ビオトープ観察会

8月20日(土)武庫小でビオトープ観察会。



主に中低学年児童と保護者を対象にした観察会で、ビオトープ池、プール、草地のビオトープそれぞれに担当者がいて、児童達は時間内に自由に好きな場所に行く。

私の担当はプール。
●プールの観察会

泳ぐことは出来ないのに、暑いせいか、多くの児童が次から次へと訪れる。

8月上旬に放流したメダカは、沢山、稚魚が孵化していたが、この日、目立って多かったのは水生昆虫たち。

●ハイイロゲンゴロウ(上)とヒメガムシ(下)の幼虫

プールの塩素が抜けて3週間ほどなのに、かなり大きな幼虫(終齢幼虫?)になっている。しかも数が多い。

●○○アカネ?○○トンボ?類(同定できず)

プールの底を網で引くと、かなりの個体数が生息していた。
底にはユスリカ類がこれも多数生息していたので、それを食べるゲンゴロウ類、ガムシ類、トンボヤゴ類が多数いる。

●コオイムシ

子(卵)を背負っていないと、一見、何の種類か見分けにくい。

ため池のビオトープでは・・

●ガガブタの花

●カワバタモロコ
おそらく5年前に入れた個体。
体長8cmちかくもある。

●アブラコウモリの幼個体
プールの入り口に落下していた。(すでに死亡)
巣立ちに失敗したのか・・

●草地のビオトープ
校舎裏の空き地。
校務員さんに定期的に刈り取りをしてもらうことで、イネ科の植物が生え、イナゴやバッタ類が生息できる。
しかも意図的に刈り取りの頻度を変え、背丈の違う草地を作り、多様な環境を作った。

今回、この場所で捕獲したオンブバッタの大きさ比べや、バッタ類の種類比べなどを行った。
  1. 2011/09/03(土) 14:45:21|
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2011.09.03(Sat)

夏の観察会庵名川せせらぎ水路

8月19日(金)川西市小花ドラゴン公園横のせせらぎ水路で小中学校教員向けの自然観察研修があり、講師として参加した。

●生物採集中

強制される研修ではなく、自主的に参加された先生方ばかりで、積極的に川に入り、時間を忘れて生物採集に取り組んでおられた。

●ギギ

「ナマズですか?」と聞かれる事が多かった「ギギ」という魚。
一見、似ているけれどもヒゲの数がナマズが左右合わせて4本で、ギギは左右で8本。

●ナマズ

科も違っていてナマズは「ナマズ科」でギギは「ギギ科」。
(科が違うってことは、姿が似ているけれども別々に進化してきたということになる)
●ナマズ(下)ギギ(上)

●オオシマトビケラ

本流の「瀬」の石の下に沢山いた。

●オオシマトビケラの成虫

一見、蛾のよう。
一般に、トビケラ類の成虫は灰褐色の地味な羽色だが、このオオシマトビケラは白地に黒線のクールな羽をまとっている。

●ワンド?

対岸に行くと、人工的な浅い水たまりが出来ていた。
特に説明もなかったが、おそらく浅いワンドを創出して、様々な生物を呼び込もうとしている。(特に稚仔魚類)

ここはなかなか面白いエリアになるかもしれない。
  1. 2011/09/03(土) 12:50:51|
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